胸郭出口症候群とは?
こんにちは松谷です、腕や胸が痛いというときに胸郭出口症候群を疑って下さい、現代人には多い症候群です。
症候群とは
原因不明ながら共通の病態(自他覚症状、検査所見、画像所見)や症状(痛み、痺れ、だるさなど)を示す患者様が多い場合にその症状の集まりのことです。
つまり胸郭出口症候群とは
〝胸郭出口と呼ばれる首と胸の間にある狭い空間に圧迫が起こり痛みなどの症状が出ること〝
です。
患者様で多いのは
胸が痛い
手が痺れる
力が入りにくい
腕を上げると痛い
などですね。
原因は胸郭出口の圧迫ですが首から出た神経は3つのトンネルを通り手にたどり着きます。
トンネル1 前斜角筋と中斜角筋の間
トンネル2 鎖骨と第一肋骨の間
トンネル3 肋骨と小胸筋の間
です。
図はこちら
実は姿勢が良い時はこのトンネルは圧迫しません。
トンネル1はストレートネックの時に狭まり圧迫します。
トンネル2は猫背の時に圧迫します。
トンネル3はそもそも圧迫しないと考えています(人体解剖時にこのトンネルに指を入れてみたのですが僕の指が4本予約で入ったので圧迫しないと考えています、もしも圧迫するとしたら猫背です)
以上のことから胸郭出口症候群は姿勢を正すと治るということが分かります。
猫背を治すには
大胸筋・小胸筋・前鋸筋 を緩めること
ストレートネックを治すには
胸が開いた後に上を向くエクササイズをすること
です。
痛みやしびれが出たからと言って痛い箇所に注射を打っても治りません、根本の原因である姿勢を撃退する必要があります。根本の原因を放っておいてもいつかひどい痛みになります。頑張って姿勢を良くしましょう!
当院に来院していただければ1回で症状は改善します。お困りの方はご来院ください。